kutsuna

シンボルツリーのサイズをバランスで決める

こんにちは。

9月になったとはいえ、まだまだ暑いですね。

最近の暑さには植物も堪えるようで

近所のお庭を拝見すると、樹木のてっぺんから

枯れていってしまっているのも見かけます。

 

てっぺんから枯れていくのは

水が足りていない証拠だそうなので、

余程の乾燥好きな植物でない限りは

水をあげてくださいね。

 

朝に水やりが良い、というのを

子どもの頃になんとなく習ったような気がしますが

ここまで暑いと、

朝にやった水も、昼にはぬるくなってしまいます。

 

そのため、朝の水やりよりも

陽が落ちた夕方以降にたっぷりと、

というのが良いですね。


 

さて、大きな木になればなるほど

たくさんの水が必要なわけですが、

そもそもお庭の木の大きさって

どのくらいが良いのでしょうか。

 

一般的には

シンボルツリーは2.5m程度の木を

選ぶことが多いです。

もちろん、スペースがない場合は

2mや2m未満の木を植えることもあります。

人の身長よりちょっと大きめくらいが

存在感もあり、手入れもしやすい、

良いバランスかなと思います。


 

「存在感」と言いましたが

存在感の中にもバランスがあります。

 

家の存在感とのバランス。

道路に面する横幅とのバランス。

 

樹木を数値だけで見るのではなく

全体的なバランスをみて、

大きさを決めていくのが良いかと思います。

 

 

例えば、こちら。

家とのバランスをとった例。

窓の少ない面を背景に、大きな木を配置することで、

のっぺりとしない「バランス」を作っています。

 

 

こちらも同じく。住宅事業部の豊中モデルです。

大阪 豊中市穂積モデルハウス *RE NEW

落葉の時期でも

枝のシャープさが目立つようにして、

こちらも大きめの木を配置。

 

 

次は門柱とのバランス。

奥の樹木です。

門柱付近に葉があるような高さの樹木にすることで

自然と緑が目に入る位置にあり、

高さのバランスもとれています。

 

 

こちらも同じく。門柱とのバランス。

門柱よりも樹木の背が低いと、

樹木が見劣りしてしまいますし、

あまりに高すぎるとちぐはぐになってしまいます。

門柱より少し高いくらいのバランスが良いですね。

お庭の顔をきれいにする

 

 

 

最後は、

建物や敷地の横幅とのバランス。

比較的横に広いタイプの建物なので

それに負けないように、

枝葉が広がった、横に大きい樹木になっています。

 

 

こちらもそう。

横方向のフェンスが連続するので

それに対応したバランスの、

枝の広がりがある樹木です。

 

 

こちらもそうですね。

横長の建物に、横幅のある樹木。

この場合は、左端から、

中サイズ、小サイズ、大サイズ、門柱、小サイズと

バランスよく並ぶことで、

全体の高さバランスも計画されています。

 

今回は高さや広がりに関する

「バランス」に着目しましたが、

葉の密度や、葉の色、花の付き具合などでも

バランスが大切になってきます。

 

お庭を計画される際にはバランスに関しても

一度考慮してみてください。